ラズベリーパイでテレビにYoutubeとエロスを与える − その2(Samba on OSMC)


その1ではOSMCにYoutubeアドオンを追加しました。Youtubeでひと通りグラビアアイドルとか楽しんだら、次は手持ちのムフフな動画を再生したくなるでしょう。デフォルトのままでは、scpでファイル転送するとかいうハードな方法しかありません。これではエロスが逃げて行きます。というわけで、母艦のPCとOSMCでファイル共有ができるように設定します。

共有の設定は大きく分けて「1. OSMC内のディレクトリを共有」することで、母艦PC側から動画を転送してあげる方法と、「2. 母艦PC内のディレクトリを共有」して、OSMCで動画をストリーム再生する方法とがあります。どちらもSambaを使用します。今回は「1. OSMC内のディレクトリを共有」を説明していきます。

わたしの環境(前回と同じ)

  • Raspberry Pi 2 Model B
  • Micro SDカード 16GB/Class10(OSMC動作環境は8GB以上)
  • HDMIケーブル
  • LANケーブル(無線LANアダプタでも可)
  • Macbook Air OS X El Captian(母艦)
  • OSMC 2016-01.1

OSMC内のディレクトリを共有する

Sambaの設定

OSMCにSambaサーバを立ち上げて共有します。動画の再生についてはローカルファイルを再生することになるのでスムーズです。ただし、見たい動画を母艦側からその都度転送してやらないといけません。まあOSMC内のファイルを母艦に持ってくる(例えばスクリーンショットとか)需要って結構あると思うので、やっといて損はない設定です。

まずは、[My OSMC]メニューの中のApp Storeに入ります。

AppStore
なんかAppleみたいな名前のお店に入る

[Samba(SMB) Server]を選択します。

Samba
Storeとか書いてますが無料です

英語でSambaの説明が出てきます。よく見ないと分からないぐらいに小さく、左下に[Install]というメニューがありますので、こいつを選択。

Install
もうちょっとメニューを分かりやすくしてほしいなあ

Installを選択したが何も始まらない・・・と思っていたら、右下に”Install 1″とあり、その上に[Apply]の選択肢が。このApplyを選択します。

なんかUIに統一感ないんだよなー
なんかUIに統一感ないんだよなー

自動的にホーム画面に戻り、ダウンロードが始まります(画面右下に表示)。しばらく待っていると正常に完了した旨のダイアログが表示されます。

ダウンロード完了

母艦から接続できるか確認します。Finderを開いて左のサイドバーから[Samba Shares on XXXX]を選択します。「ゲストとして接続済み」って出てますが、このままosmcフォルダを開こうとすると・・・

ゲスト接続

下↓のようなダイアログが出て接続できません。何か微妙なエラーメッセージですが、要はゲスト接続は不可のようです。

ゲスト接続失敗

先ほどのFinderウインドウの右上に[別名で接続…]というボタンがあるので、そいつをクリックします。

別名で接続

認証ダイアログが表示されますので、ユーザー名とパスワードを入力します。デフォルトから変更していなければ、名前もパスワードも「osmc」です。

samba user

osmcフォルダが無事開けるようになりました。これはosmcユーザーのホームディレクトリ(/home/osmc)です。わたしはここにいくつかディレクトリを作成していますので、下の画像通りになっていなくてOKです。

osmc home

osmcのSamba設定はこれで完了です。

メディアソースの登録

さて、共有の設定が完了したところで、試しに何か動画を再生してみましょう。先ほどのosmcフォルダの『Movies』の中にでも何か動画ファイルをコピーします。コピーが完了したら、osmc側でメディアソース(動画ディレクリ)の登録をしてやる必要があります。

まずは[ビデオ]メニューの中の[ファイル]を選択します。

ビデオ - ファイル

次に[Add videos]を選択します。

Add videos

今どこにカーソルがあるのかスゲーわかりにくいUIなんですが・・・ここでは[参照]を選択します。

参照

[ホームフォルダー]を選択します。

ホームフォルダ

[Movies]を選択します。この状態でOK押したら良さそうに見えて、一旦Moviesの中に入らないとダメです。

Movies

ここで[OK]を選択。

OK

さっきの画面に戻ってくるので、このメディアソースに名前を付けてあげます。ちなみに、リモコンアプリを使用している方は、アプリ内で入力したテキストをOSMCに送信する機能があるはずなので、それ使ったほうが便利です。

名前の入力

コンテンツを設定する画面に来ます。このディレクトリが含むのは映画だの音楽ビデオだの選択できるようです。おそらくファイル名やタグ情報からコンテンツ情報を自動で表示してくれる機能があると思うのですが、日本語コンテンツではまともに機能しないだろうから無視しちゃいました。(動画の再生には問題ありません)

このディレクリ

[Unassign Content]というダイアログが表示されます。環境によっては出ないかもしれません。ここは「はい」でOKです。

remove?

さっきのビデオ:ファイル画面に戻ってきます。ちゃんとソースが追加されていたら成功です。中に入るとさっきコピーしたムフフな動画がリストアップされているはずです。

追加完了

OSMCにSamabaを立てる方法は以上です。次回は母艦のMac側に共有ディレクトリを作成して、動画をストリーミング再生する方法について書きます。

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「ラズベリーパイでテレビにYoutubeとエロスを与える − その2(Samba on OSMC)」への1件のフィードバック

  1. 高梨 百合

    はじめまして。
    突然ではございますが、デジタルマーティングの分野に従事しております高梨と申します。
    今回こちらの記事を拝見し、電子部品関係メーカーの記事内での紹介等をご依頼させていただければと思いご連絡させていただきました。
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    お返事心よりお待ちしております。
    高梨 百合

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