メカニカルキーボードのKeychron K8 Pro QMK/VIAの俺々レビューです。いつも通り良かった点とイマイチだった点をつらつら~っと書いていこうと思います。
製品
- Keychron K8 Pro QMK/VIA
- RGBバックライト アルミニウムフレーム
- Gateron Pro メカニカル 赤軸
- 英語配列
- ホットスワップ対応
料金は19,000円でした。
では良かった点からつらつら~と書いていきます。
👍良かった点
レトロでシックなデザイン

キー配列はオーソドックスなテンキーレスキーボードですが、デザインがシックで落ち着いています。どことなくレトロな雰囲気もポイント高し。それなりにお値段が張る商品ということもあって、チープさはありません。どちらかと言うとオシャレ系よりは質実剛健系かな。ARCHISSのキーボードが好きな人は気に入るデザインではないかなと思います。飽きが来ず、長く使っていけるデザインだと思いました。
重い
プレートメイルを装備した重騎士のように重いです。カタログベースだと1,146gらしいですので1kgオーバー。重いですね。で、なんで重いのが良いの?ってことなんですが、親の仇のようにガシガシとタイピングしても一切ズレないということなんです!机との相性もありますが、軽めのキーボードってタイピング中に滑ってずれることがあるのですが、このキーボードに関してはそんな心配がありません。むしろどんなに強く「ッターン!」とタイプしても必ず受け止めてくれるという安心感まで感じます。というわけで強めに叩きまくりたい人にはオススメの安定感ですね。
タイピング感が心地よい
私は赤軸好きなので赤軸を選択しましたが、タイピング感はすごくいいです。底打ちしたときのカチャカチャした金属音はなくてとても心地いいです。メーカー曰く
【タイピングエクスペリエンスをアップグレード】
K8 Proは、タイピングエクスペリエンスをアップグレードするために、内部から再設計されています。吸音フォーム、厚いシリコンダンパーボトムパッド、スチールプレートを追加することで、レスポンスの良いフィードバックと穏やかなタイピング音を実現し、重量を加えることでデスクトップに置いたときの安定性を高めています。
らしいです。
45gという押下圧ですが、個人的な感覚ではもう少し軽めに感じるかなあ。40gと言われてもわからないぐらいです。(あくまで個人の体感ですが)
キーカスタマイズが可能
VIAというソフトウェアを使用して好きなようにキーをカスタマイズすることができます。

こいつの優秀なところは、MacとWindowsのレイヤーをそれぞれ分けて設定できるというところですね。私は仕事ではMac、プライベートではWindowsを使用しますので、別々の設定を書き込めるのは非常に助かります。上図のLAYERというところで切り替えて設定が可能で、
- LAYER 0 … Macの通常時
- LAYER 1 … MacのFnキー押下時
- LAYER 2 … Windowsの通常時
- LAYER 3 … WindowsのFnキー押下時
となっています。Mac/Windowsの切り替えは、本体裏のスイッチで切り替えることが可能。KeychronはMac/Windows両対応をうたってますからね~。こういうところはしっかりしてます。
ホットスワップ対応
これは選択するモデルにもよりますが、ホットスワップ対応モデルがあるのは嬉しいです。私はFPSゲームをするので、誤入力を防ぐためにスペースキーなどの主要キーだけは茶軸にて、少し押下圧を強めにしてあるのです。他にもエンターキーなど叩き心地を重視するキーは茶軸にしてますね。細かいことですが、こういったささやかな快感がタイピングエクスペリエンスを向上させるんだと思ってます。
というわけで、とっても満足の行く一品なのですが、少しながらイマイチだな・・・と感じた点もありますので、そちらも書いていこうと思います。
👎イマイチだった点
キーカスタマイズしないとMacのファンクションキーが
素の状態でMacで使用すると、F1~F12キーをそのまま押すと、ファンクションキーではなく特殊キー(明るさ変えるとかボリューム上げ下げするとか)が発動してしまいます。これは不便・・・。
おいおい、それMacの設定でしょ?と思う方もいるかもしれません。たしかにそういった設定、Macにあるのですが、これは内蔵キーボードにしか効かない??ともかく、Keychronに対しては無効でした。
というわけで、「通常押しでファンクションキー、Fnと同時押して特殊キー」を好む人は、わざわざ前述のVIAを使ってマッピングを反転させないといけないです。これは面倒くさい・・・。もちろん一度設定してしまえば設定はキーボード内部に書き込まれるので大丈夫なのですが、ここに至るまであれやこれやと調べたり試したりで時間を費やしました・・・。そんなわけでそこはちょっと残念だったかな。
キートップがやや高い
普通のキーボードよりキートップの高さが若干高いと思います。なぜかというと、今まで使っていたパームレストだとどれも少し低すぎたのです。結局専用のパームレストを買いました(HyperX)が、こだわる人は選択肢が少ないので少し困るかもしれませんね・・・。まあその分キーストロークがしっかり長めに取られてるということなのだろうか・・・?
それなりに打鍵音ある
これは良い点にもなりうるのですが、赤軸の割にはわりとパチパチと音がする方だと思います。しっとりはしているのですが、それなりの音量ではあるかなあ。オンラインミーティングとかよくする人で音を気にする方は少し注意が必要かもしれませんね。(私はあんまり気にしないタイプですのでペチペチ音をさせて楽しんでますが)
総評
特徴が無いといえば特徴が無い製品なので、書くことがあんまりありませんでしたw しかしトータルで見ると非常に良い製品だと思ってます。
- シックで質実剛健。飽きが来ないデザイン。
- タイピングエクスペリエンスは非常に良い!
- VIAでのカスタマイズが優秀
- それなりに打鍵音はある
- Macでの使用やパームレストなど、細かいところでちょっと減点あるかも
といった感じでしょうか。普通のTKL(テンキーレス)でちょっといいモノを探している人にはオススメです。
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