【西方見聞録】その9 – マルタ2日目


2015年6月からのヨーロッパ周遊の旅。本日はその9日目。

バレッタまで

今日はマルタ2日目だが、機能は夜遅くに着いたので、観光は実質初日。ウキウキしながらベランダに出て外を眺める。安いホテルの割には広いベランダがあり、洗濯物を干せたのが良かったね。

ロープで洗濯物を干すと気分はユーロだ
中級ホテルのわりに景色はなかなかのもの
宿泊したSliema Chalet Hotel

ホテルを出て、マルタ一番の街バレッタに向かうためバス停を目指す。ホテル出て4秒で海と合体。

海はまあまあ綺麗かな

砂浜は一切なく、岩盤ビーチが続く。観光客の大部分を占める白人は、そんなことものともせず楽しんでいる様子。北ヨーロッパ人からすると、マルタのような気候は天国なんだろうな。

白人は岩盤でもお構いなし

バレッタ

1日乗り放題1.5ユーロという激安価格のバスに乗る。さすがは後進国。安い。その値段相応のボロさを見るに、東南アジアのバンコクの方がよっぽど先進的だったと思う。まあここマルタは、ヨーロッパでも下から数えたほうが早いぐらい貧しいらしいので。。

お約束の広場の噴水もなんだかしょぼい

バレッタの旧市街に入る。見渡す限りの白壁は南ヨーロッパを感じさせるのには充分ではあるが、全て修復されたものだと聞くとちょっとげんなり・・・。

昔はここに門番が立っていたんだろうか
白と緑のコントラストが新鮮
地中海の島は白い建物が多いな
街並みがカラッとした気候とマッチしている

白と緑の2トーンの街並みは新鮮でよい。この地が人生初のヨーロッパだったなら、速攻ノックアウトされたに違いない。

ローカルビールと思われる
ちょっとアラブ系入ってるのかもしれない

昼食は脇道にあるマルタ料理を食べる。マルチーズプラッターとCISKビール。プラッターは大きかったので1人分を2人で食べたが、たいして旨くなかったのでちょうど良かったね。缶ビールだが、開けると半分以上泡に消えるほどフォーミーだったので、店員を呼び交換してもらうことに。まさかアジア人だと思って缶振って持ってきてんじゃねーだろーなーと思い、新しい缶を持ってきたねーちゃんに「あなたが入れて」と言ってグラスについでもらう。新しい方もフォーミーだったので無茶苦茶苦労して注いでくれたので差別じゃないかな。

エロかわいかった店員にパワハラした気分で、正直、興奮した。

カルカラ海軍墓地

突然だが、この旅には大きな目的がある。それはここマルタに存在する旧日本海軍の墓地に訪れることだ。

第二特務艦隊(二特)は、地中海縦断航路の護衛を担当するため、マルタ島に派遣された。オーストリア=ハンガリー帝国海軍の軍港があるアドリア海は、オトラント海峡にて封鎖(オトラント海峡封鎖)されていたが、オーストリア海軍やドイツ海軍の潜水艦は隙間から地中海に出撃して通商破壊を実施していた。3個特務艦隊の中でもっとも危険な海域に派遣されたのが第二特務艦隊である。1年半の派遣期間中に、雷撃を受けた駆逐艦「榊」乗組員をはじめ78名の死者を出した。本艦隊の拙いが懸命な護衛は、連合軍諸国からも高く評価され、佐藤司令官は各国元首から賞賛され、謁見を許可されている。1921年、摂政裕仁親王は、訪欧の際にマルタ島の二特戦死者慰霊碑への訪問を強く要望した。

wikipediaより

※詳しいはググると色んな情報にたどりつけます

というわけでバスで墓地を目指すわけだが、バスターミナルは無茶苦茶カオス状態だった。路線毎に停留所が並んでいるのは日本と変わらないのだが、困ったことに、番号通りに待合所にとまらない。どうもバスの運ちゃんが思い思いに空いている待合所の前にバスを止めてるみたい。そんなことされると、目的のバスを捕まえるために広いバスターミナルのすみずみまで目をくばせておかなければならない。ターミナルの意味ないやん・・・。

番号通りにバスが来てくれないバス停

なんとかバスを捕まえて墓地を目指す。目的の日本人墓地は英国連邦墓地の中にある。降りるバス停はSantu Rokkuというバス停ということは分かっているのだが、あいにくバスの中の停留所表示は壊れているw。通り過ぎる停留所に目を凝らしていても、名前が書いてないようので、どこに降りればいいのかさっぱり分からない。仕方ないので運転手に助けを求め、その停留所に着いたら教えてもらうことにした。その話を聞いていた近くに居た少年が「もうそのバス停は過ぎたよ」と力説していたが、全然過ぎてなかった。なんやねん、あいつ。

というわけで、着いたよ、Santu Rokku。とっても辺鄙な場所です。

こんな名前の土地でバスを降りた

バス停から歩くこと5分ぐらいだったか?墓地に着く。

我らの先輩の英霊もここに

墓地の中に入る。周辺に人気はなく、勝手に入っていい感じ。そこそこ広い敷地内にも人はいない。

敷地内に人気はない

入り口から入って真っ直ぐ進めば、日本人戦死者の墓石がある。敷地内でもいい場所に置かれている。それほど当時はイギリスに感謝されていたんだろうと思う。

大日本帝国第二特務艦隊戦死者之墓

こんな遠く離れた地まで来て・・・となんとも言えない気持ちになる。ここまでお墓参りに来る日本人は少ないだろうか。せめてもの思いで、日本酒をお供えする。

どうぞ安らかにお眠りください

イムディーナ

先輩たちの墓参りを終えた後、再びバスに乗りバレッタへ戻る。そこから路線バスで、次なる地イムディーナへと旅立つ。ネットには静寂の街だと書いてあったが、いかなるもんなんでしょうか。

イムディーナの少し手前で降りて周囲を散策しつつ、イムディーナに着いた。

ゲートをくぐれば冒険が始まる

ゲートをくぐると、ここはバレッタのような観光のために復興された街並みではないことが分かる。家が、ホンマに古い。そして静か。変な世界に迷い込んだのかと思うほどに静か。

ええ感じの路地が広がる
静寂の街といったところか
室内に・・お墓だろうか?
あまりに人が居なさすぎてちょっと神秘的

忽然と人間だけが居なくなった街のような感じ。ドラクエの廃墟みたいな。

ドラクエとかソーサリアンを思い出す
騎士団関係の建物だったと思う
ちなみに周りはこんな感じ

特に何かあるわけじゃないけど、路地は日かげだが風通しもよく涼しいくていい気持ちだし、散歩に丁度いい。イムディーナ、ちょっと感動したなー。

夕食

さて腹減ったのでディナーへ。タコのシチューが旨いという噂のL'artistというマルタ料理だかイタリア料理だか分からん店に行く。

レストランL'artist

残念ながらタコのシチューは売り切れ。仕方ないので、マルタ名物だというウサギ肉を注文する。ウサギってどんな味なんだろうか?鶏肉みたいな感じかな~と思っていたら、思った以上に鶏肉みたいな感じだった。

普通のフリッター
これは実はウサギの肉です

店の主人はロバート・デ・ニーロ風の気さくなマルタ人。イタリア系だと思うが、陽気なおっさんだった。一緒に写真を撮ったりしてくれて味はまあまあだったけど、トータルでは◯かな。そういえば、次はシチリア島に行くと言うと、隣のオランダ人カップルが「カバンに気をつけて!」と教えてくれた。南イタリアは予想以上に修羅の国なのだろうか・・・?

マルタもこれでお別れかー

マルタの観光は今日でお終い。明日はシチリア島へのフライトだ。

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