【西方見聞録】その1 – ロンドン初日


2015年6月22日〜7月21日までの1ヶ月、ヨーロッパ諸国を旅行した。思い出が風化しないうちにブログに書き留めておこうと思う。30日分あるのでやや駆け足で思い出を回収しようと思う。

バンコク→ロンドン

一緒に行った友達は日本からだが、私はバンコクに住んでいるので、バンコクのスワンナプーム空港からロンドンを目指す。ヒースロー空港で待ち合わせるなんて、ちょっとカッコイイなんて思いながらスワンナプーム空港へ行くと、自分のフライト(エア・インディア)が思いっ切りDelay。しかも10時間遅れと容赦ない。出だしから容赦ないトラブルだぜ!

インド人もビックリの10時間Delay

とりあえずカウンターに行ってみると、なんとタイ航空のヒースロー行きに振り替えてくれるとのこと。しかも直行便。元が経由便だったので、グレードはアップするわ、フライト時間も減るわで良いことづくめ。棚からボタモチとはこのことか!と思わず天を仰ぐ。

機内で3食の食事を堪能。タイ航空なので、味はまあまあだったと思う。となりの青年は11時間トイレに行かなかったが、何かの罰ゲームだったのだろうか? もしくは私に遠慮して言い出せなかったのだろうか??

イミグレでの攻防

無事ヒースロー空港に着陸。ヒースローの入管は世界一厳しいと聞いていたのでビビっていたが、8ヶ月通ったなんちゃって英会話スクールでの成果が炸裂。思いの外あっさり通れた。ツアーでない個人旅行の場合は、きっちり質疑応答されるのである程度心構えをしておいたほうがいいかもしれないよ。ちなみに、私の入管のお姉さんとのやりとりは、次のような感じだった。

係員「ハイ、どこから来たの?」

私「あー・・・、タイのバンコクから着いたんですが、日本人です。」

係員「そうなのよ、それが私を困惑させるのねー。・・・で、働きに来たの?」

私「違いますよ、旅行です。」

係員「イギリスには何日滞在するつもり?」

私「3日間です。それからパリに電車で向かうんです。」

係員「それからどこへ?」

私「スペインのバルセロナへ。」

係員「それから〜・・・そのままそこで働くのね?」

私「いやいや笑 1ヶ月ヨーロッパを周遊するんですよ」

係員「1ヶ月も?あなた旅行好きねえ」

どうやら不法就労をしないかの確認のようだ。タイから来たから少し怪しいのだろう。日本からの友達は特に何も聞かれなかったらしいし。何はともあれ、最後には「Have a nice day, bye!」と言って、笑顔でスタンプを押してくれた。

なお後になって思ったのだが、この日関わったイギリス人の中で純粋なイギリス白人だったのは、この係員だけだったなあ。別に差別的な意味はないのだが、空港から、ホテルやレストランのスタッフまで、接する人のほとんどが移民だったと思う(インド系ORアラブ系)。とあるイギリス人が「イギリスなんて、白人がマイノリティの町だってあるよ」と言っていたのを思い出す。

ヒースロー空港ターミナル2

外に出る。ヒースローはターミナルが多く、それぞれ距離が離れているため、待ち合わせの場合は事前によく確認しておいたほうが良い(あまり待ち合わせることないかもしれないけど・・・)。外に出て最初の感想は「寒い!」だったな。6月なのに、20度も無かったかも。

Tubeに乗って

Underground – ヒースロー駅

空港から、まずはホテルを目指す。かの有名なUnderground(通称Tube)に乗るんだ。マークがいちいちカッコイイのがロンドンらしい。パディントン駅までの切符を買うが、6ポンド(約1,200円)もした。たいした時間乗ってるわけでもないのだが、空港からなのでそんなもんなのかと自分たちを納得させる。ちなみに、切符を買おうと思って並んでいたカウンターが、販売カウンターじゃなかったらしく、私たちにつられて後ろに並んでいた女性に「なによ、ここじゃなかったの!?」と愚痴られた。知らんやん・・・。

Tube(管)とはよく言ったもので、車内は相当せまい

車内の写真は撮らなかったが、相当狭い。前の座席の人とヒザがぶつかってしまいそうなぐらいだ。車両も結構古かったし。発祥の地ではあるが、地下鉄に関しては、すでに日本が遠く抜き去っている感があるね。

そういや、目の前のイタリア人風おっさんが、すごいでかい声で携帯でしゃべってたな。下手くそな英語だったので、英語ネイティブじゃない人もいっぱいいるというのを改めて実感した。

パディントン駅構内

(たしか)ハマースミス駅で乗り換えて、パディントン駅に到着。アーチ状の屋根がいかにもヨーロッパの駅って感じだ。かなり大きな駅だったと思う。

パディントン駅前(確か)

パティントン駅の外に出る。初めてまともに見るヨーロッパの景色。ちょうどBlack cab(ロンドンの黒タクシー)も見れた。赤レンガの建物が多く、黒い車や黒い電線が街をシックな雰囲気を与える。汚いとこも無かったし、思わず「やるな、ロンドン」と唸ってしまった。

パディントン駅前

駅前にはちょろちょろパブがあって嬉しい限り。このあたりではっと気付いたのだが、時計はすでに夜21時を回っているのにもかかわらず、空が明るい。緯度やサマータイムが関係しているのだろうが、とても不思議な気分。こんなに日が長いなら、夜型になってしまうのも無理はない。

ホテルの前の道

歩いてホテルを目指す。パディントン駅徒歩圏内で、サセックスガーデンの近くにあるThe Gresham Hotelというところ。なかなか綺麗なところにあるだけあって、お値段もそこそこした。1泊(2人)で16,000円ぐらいしたかな。

ホテルの外観

なんかいい感じの外観。周りも綺麗で、治安も良さそうだった。

部屋の中

部屋の中はフツー。半地下だったのがロンドンっぽくて良かったけど、窓がないので暗い感じ。部屋のコンセントが少なめなので、このモバイル戦国時代では、電源をかけ争うことは必至である。

一息ついたらパブに繰り出す。イギリスといえばエールでしょ。

ホテルの近くのパブにて

フィッシュアンドチップスを食べてやろうかと思ったが、どのパブも「ごめんなさい、食事は22時までなの」と言われてしまった!夜まで明るく、人も出歩いてるくせに、食べ物がないなんて!ここでは結局ビールを飲むだけにした。私はGREENE KINGをパイントで頼んだ。3.5ポンド(約700円)。UKパイントなので550mlぐらい入ってる。旨い。こういったビールをちびちび飲むのがいいねえ。隣の若者二人がニコニコしながら「ハーイ」といってエア乾杯してきたので、こちらもエア乾杯し返した。イギリス人は陰気だと聞いていたが・・・もしかして、ゲイだったのだろうか?

その後、友人が腹が減ったと言うので食べ物を探したが、アラブ系のファーストフードしか空いてなかった。何やらケンタッキー的なものを食していたようだが、なんかどこでも食べれそうなものだったので、私は何も食べなかった。明日に賭けよう。

というわけで、この日はおしまい。

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